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ぼそっと僕は小言を言う

それなりに人生やってきたつもりだけど、よくわからない。

もしも僕が普通高校に通っていたら 【第2話】

こじらせ男子 フィクション

yanyan1888.hatenablog.com

(前回からの続きです)

気まずい時間


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僕「一目見たときから…その…芽郁のこと…可愛いなって思ってた……」

芽郁「…………えっ?…」



二人の間に重い苦しい空気が流れてしまいます。

しかもガチっぽい雰囲気で言ってしまったため、告白と似たような空気になってしまいます。


芽郁「………」
僕「……変なこと言ってごめん」
芽郁「……いいよ」


その場ではいいよって言ってくれたものの、なんとなく気まずい感じになり、その日はお互いに無言で帰ってしまいます。






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僕「あーーーーなんてこと言っちゃったんだああああああ!!絶対タイミングと空気ミスったよああああああああ」

お母さんにうるさい!と怒られますが僕はお構いなしに叫んでます。
別に告白したわけじゃないけど、変なタイミングでコクっちゃって気まずくなるあの感じです。まんまでした。


僕「明日からどうやって芽郁に話しかけよう……」




お互いに流れる無言の時間

次の日、僕はうつむき加減で学校に向かいます。
途中で友達と遭遇し喋りながら登校しますが、僕が元気無いのを悟られます。


友達「なあたかや。元気ないじゃん。どうしたの?」
僕「いや、なんでもないよ」
友達「もしかして、、芽郁ちゃんと何かあった?」
僕「は??何言ってんの??芽郁とは…何もないよ」



僕と芽郁が一緒に学級委員するようになってから、なんとなく一緒にいる時間が増えて、教室にいるときもたまに楽しそうに喋ったりしていたから、この頃には友達にいじられるようになります。



青春時代にあるような「お前○○といい感じじゃねーか!!ヒューヒュー!!」「○○とはどうなんだよ!!」みたいなあれです。



※ちなみに僕のリアル青春時代に、そんなこと言われた記憶は無いので完全なる妄想です。


教室に入ります。
なんとなく誰かと話す気分でもない僕は、バッグから音楽プレーヤーを取り出して音楽を聞きます。

♪好きとか~嫌いとか~愛してる~愛していないの基準とか~違いとか~未だに~よくわかんないよ~





芽郁が近くに来たけど、まだやっぱりなんとなく気まずくて目を逸らしてしまいます。



僕「(嫌われちゃったかな……)」


僕は基本的に超ナイーブネガティブ野郎なので、思考がどんどんマイナスになります。どんどん堕ちていきます。
いつもは目合うとかわいい笑顔を返してくれるんですが、今日はそれがないと思うと一気に堕ちます。



結局その日は芽郁と一言も会話をせずに、一日を終えてしまいます。




よぎる不安と気づく想い

次の日も芽郁とは一切会話を交わしませんでした。僕は本当に嫌われちゃったんじゃないかと考え出します。




そして下校間際、昇降口近くに来ると、遠くの方で男女が二人仲良く談笑しているのが見えます。
誰かなと思って覗いてみると、芽郁と見たことあるような無いような男でした

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友達「モタモタしてると先輩に取られちゃうぞ」
僕「うわ!!!」

僕は思わず振り返ってしまいます。友達がひそひそと話しかけてきました。

僕「もうなんだよ急に」
友達「ずっと元気無いなと思ったら、いつもなら芽郁ちゃんとよく楽しそうに話してるお前がここ最近全然芽郁ちゃんと話してるの見てないから、やっぱなんかあったんだろ」
僕「………」
友達「図星…かな??」
僕「うるせーよ……」


完全に僕の気持ちを当てられたので少々気分を害します。でもこの友達は全然バカにしてこないので、いい奴です。
青春にはこんないい友達が付き物です。


友達「あの人結構いい顔立ちしてるだろ?2年生でサッカー部の先輩なんだけどな。女子からの人気が高くてモテモテだとよ。学級委員やってるからお前も見覚えあるんじゃないか?」

そういうことか。だから見覚えあるのか。


僕「だからなんなんだよ」
友達「あの人今彼女いないらしくて、最近よく彼女ほしーなーって言ってるぜ。もしかして芽郁ちゃんを狙ってるかもしれねえな」
僕「……へぇ」


僕は友達の前では大きく落ち込む態度は取ろうとしないけど、でも声が自然とちっちゃくなるので、気持ちを察されてしまいます。


友達「だから言ったろ?モタモタしてると取られちまうんじゃないか?」
僕「………」


胸がモヤモヤする…。芽郁が他の男と…ましてやイケメンと仲良さそうに喋っているのを見るとモヤモヤする……。嫌だ…そんなの嫌だ…。



そして僕はついに自分の気持ちに気付きます。


僕「(僕は……芽郁のことが…好きだ……!!!)」







(第3話に続く)





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